新宿通りのすぐ裏手、新宿御苑を目の前に臨む通りに開店したこだわりの焼鳥店です。

夕闇の中でも存在感を放つ白暖簾をくぐると表れるのは、無垢の一枚板でできた浅いV字型の大カウンターテーブル。伝統文様や紋としても用いられることの多い六角形の角度をとっており、粋な第一印象を感じさせるポイントになっています。全体的に天井が低めの店内ですが、大きなカウンターがどっしりと構えていることで、逆にその天井の低さも落ち着き感として感じられます。

お店の華でもある焼き場は、かまどをイメージした質感と重量感を出し、カウンター中央に据えることでどの席からも美味しい焼鳥が焼きあがる様子を覗き見ることができます。そのすぐ隣には、時代箪笥を模したオリジナルの収納兼通用口を設け、お店の雰囲気づくりと実用性を叶えました。窓や棚のガラスにはアンティークガラスを使用したり、お手洗いの戸には古い蔵戸を利用したりと、お店のこだわりや品質に相応しい空間づくりに徹しました。